多嚢胞性卵巣症候群による生理不順、排卵障害。漢方のみで8ヵ月後に妊娠

多嚢胞性卵巣症候群による生理不順、排卵障害。漢方のみで8ヵ月後に妊娠

当店で子宝相談をされて妊娠・出産された方々の症例をご紹介しています。

M.I.さん 32歳 女性 会社員 (大阪市福島区)漢方服用8ヵ月で自然妊娠

周囲が妊娠・出産ラッシュで自分だけできなければどうしようというストレス
多嚢胞性卵巣症候群による生理不順、排卵障害
排卵誘発剤の注射を打っても卵胞が育たないことがある

 

 

 

来局前

2015年01月 結婚

 

2016年04月 妊活スタート
同年06月 病院検査
⇒ 多嚢胞性卵巣症候群(卵巣の画像がリング状に見える、LH値高い)

 

 

同年08月27日 漢方の和歌ノ浦薬局へ

 

 

 

初回問診

  • 生理不順:29〜78日間
  • 生理痛:腹痛、腰痛
  • 生理の量かなり少ない
  • 生理前:吹き出物、胸の張り、生理直前便秘する
  • 排卵痛

 

その他自覚症状
冷え性、夕方だけ熱くなる、疲れやすい、横になりたくなる、休日は積極的に外出しない、爪割れやすい、白髪、舌のひび割れ

 

 

 

漢方服用後

服用約1ヵ月 ※(−)は、無いという意味(改善)
・夕方だけ暑くなる回数がかなり減る
・仕事が終わって家に帰ってからの疲れが少しマシになる
・仕事の後の目の疲れが楽になる

 

 

 

服用2ヵ月
・排卵期のオリモノがほとんど出ることが無かったが、出るようになった

 

 

 

服用4ヵ月半(1月)
・生理の量が増えて来ている
・生理前の便秘(−)
・排卵痛(−)、排卵期に理想的なオリモノが出るように
・夕方ののぼせがほとんどない
・冷え性:手は感じない、足も体を動かすと解消するようになった、
・以前は酷く疲れていたのに今はそれほど感じない
・仕事で残業が続いている割には夜そこまで疲れていない、寝たら回復する

 

 

 

服用8ヵ月
・仕事上のストレスが過度にかかることによって
⇒ 生理前の症状が復活。白髪が増える。怒りで顔が熱くなる。
⇒ 漢方薬を一部変更して対応

 

⇒ 電話にて妊娠のご報告(2種類の漢方薬はここで休薬)

 

 

 

服用9ヵ月
2017.05.20 7週と2日、心拍確認

 

 

 

2017.07.15 15週2日、順調

 

 

 

2017.08.26 21週と2日、順調

 

 

 

まとめ

M.I.さんは、陰虚体質(栄養不足による機能亢進体質)が強く出ていらっしゃるので長期戦になりそうな予感をしていましたが、漢方薬の服用期間が8カ月と意外と早く妊娠していただきました。安定期を過ぎまして、現在は24週くらいだと思いますが、一安心というところです。妊娠・出産ラッシュから取り残されることなく妊娠していただけましたので良かったと思います。おめでとうございます。

 

 

 

  • この記事を書いた人: 国際中医専門員 医薬品登録販売者 三ツ川道洋
  • この記事を監修した人: 薬剤師 三ツ川亜希

 

 

 

最終更新日: 2020.02.13

関連記事