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生理周期の延長・揮発月経

生理(月経)とは、平均12歳から初潮を迎え、成熟期には3〜7日の間続き、25〜38日の間隔で繰り返し起きることをいいます。39日以上から3ヵ月以内の間隔で生理が来ることを揮発月経といいます。無排卵周期症や卵胞の成熟が遅く期間がながくなってしまうことが原因です。臨床的には、生理周期が短い人より長い人の方が比較的多いと思います。漢方の証としては、血虚証・衝任虚寒証・脾虚痰湿証が多く見られます。

 

 

 

揮発月経は、39日〜3ヵ月以内の期間で起きる生理をさす

 

 

 

臨床的に一定数の方がおられますので、漢方の証(体質)別に見て行きたいと思います。

 

 

血虚証

生理周期の延長以外に、生理の量が少なく色が淡い、生理痛がないか或いは生理の後半にシクシク痛む、頭のふらつき、動悸、顔面蒼白或いは黄ばんでいる、唇の血色が悪い、手足のしびれ、不眠、舌が淡い。女性は生理によって出血がありますので血が不足する傾向にありますし、産まれつき虚弱であったり、胃腸が弱かったりすることで更に血が不足し生理の来現が不足します。ですから女性は献血をおススメしません。女性にとって血はものすごく大切です。

 

 

 

衝任虚寒証

生理周期の延長以外に、生理の量が少ない、生理が希薄、生理の色が暗い、生理痛は鈍痛で温めたり手を当てたりすると痛みが軽減する、寒がり、足腰が冷える、腰がだるい、腰痛、手足が冷たい、意欲の低下、目力が弱い、頻尿、尿の勢いが弱い、排尿後したたり落ちる、顔色が悪い、舌の色が淡い。生まれつき虚弱、慢性疾患を患っている人、老化、不摂生を長時間続けている人、過労(過度のセックスも含む)によって起こります。このタイプは、寒凝証で書きましたが冷やしては行けません。増々、悪化します。

 

 

 

寒凝証

生理周期の延長以外に、生理の量が少ない、生理の色が暗くレバー状の塊がある、生理痛は引きつるような痛みや絞られているような痛みがある(酷い痛み)、生理痛は温めると軽減するが手でもんでも痛みは軽減しない。症状から分かるように寒凝証というのは、外から体内に冷えが侵入して起こっている状態のこと。日頃から体を冷やす生活をしていることで起きます。例えば、年中冷たい食べ物・飲み物をとっていれ内臓は冷えます。薄着だと冷えは体内に容易に侵入します。冬だと水道水はとても冷たいですが、その冷たい水のまま食器洗いなどをすると手から冷えが侵入します。足も同様です。雨に濡れるのも、水泳で体を冷やすのもよくないです。若いうちはそれでもごまかせますが、冷えの侵入をゆるしているとそのうち慢性化して上の衝任虚寒証に移行しますので注意してください。

 

 

 

肝気欝結証

生理周期の延長以外に、生理痛、生理前や排卵期辺りでお腹に張りや痛みが出る・胸の張りや痛みが出る・イライラ・落ち込み、ため息、のどの詰まり、胸が苦しいなど。単純に説明しますとストレスです。ストレス社会なので多くの女性は、多かれ少なかれこの証を持っています。

 

 

 

脾欝証

肝欝と同じく生理前にイライラ・落ち込み・胸の張り痛み等々が起きます。イライラや怒りはそこまで強くないけれどそれを表に出さずに我慢してしまうそんなタイプの方に多く見られます。また、胃腸が弱く食欲不振・少食・食後の眠気・食後の膨満感・軟便・下痢或いは便秘があります。このタイプは、寒凝証でも書きましたが冷やしては行けません。増々、悪化します。

 

 

 

脾虚痰湿証

生理周期の延長以外に、肥満傾向、食欲不振、悪心、痰がよく出る、倦怠感、動きたくない、動悸、息切れ、オリモノが白い、舌淡い、苔が厚くてバターを塗ったような感じになる。胃腸が弱くて代謝も悪い人がなり易いタイプです。このタイプは、寒凝証でも書きましたが冷やしては行けません。増々、悪化します。